2022.01.10
介護保険住宅改修~トイレ編
①.ご挨拶
皆さんこんにちは。
クラフトワークス代表の根市です。
先日のニュースでは東京で積雪があった
とのことですが、道南は穏やかな一月。
積雪も少なく日差しもポカポカで
大変気持ちいいですねー。
ここで突然ですが、少しだけ宣伝。
本日1/10より
特選新春リフォームフェア
を開催しております✨
設備工事を中心に
結構思い切った価格でのご案内ですので、
ご興味がある方は
是非お気軽にご相談くださいね!
HPトップページの右上にあるメニューから
【特選チラシ】
をチェックしてください。
リフォーム価格表/特選チラシ|CRAFTWORKS|函館のリフォーム・リノベーションなら (office-neichi.com)
↑ こちらをご覧ください。
②.介護保険住宅改修
今回のお話は、
函館市の介護保険制度を利用して
改修工事をさせていただいたご紹介です。
もともと娘様が弊社のお客様でして、
今回はそのご実家でのお仕事です。
お母様が生活に車椅子が必要。
ご実家トイレの扉や室内が狭く
出入りが大変難しい。
結果的に現在は
福祉施設にお世話になっているとの事でした。
ただ娘様達としては、
トイレを使えるようにして
慣れ親しんだ我が家に
たまには連れてきてあげたい。
と思っていらっしゃいます。
トイレ扉の様子がこちら。
扉幅58.5cmです。
扉開口57cm。
これでは流石に狭いですね。
車いすの車輪がぶつかってしまいます。
しかも床には建具の敷居があります。
段差が高低差2cm以上あります。
このままでは車椅子で
便器まで近づくのは難しい。
介助があっても厳しいですね。
今回のお悩み解決のポイントは、
・車いす対応の扉にしたい。
・敷居を無くて緩いスロープに。
・便器をタンクレスで小型に。
・どうせなら内装もリフレッシュしたい。
ケアマネージャーさんも交えて
何度も打合せを繰り返し、
お悩みとご希望を確認します。
予算をたて、提案図面も作成して
娘様にOKをいただきました。
ではいよいよ市へ申請に行きます。
介護保険対象内工事の審査をしてもらい、
無事に介護保険満額200,000円
の決済を頂戴しました。
今回は被保険者様負担は1割ですので、
自己負担20,000だけですね。
良かった良かった。
これでお客様の自己予算が少しでも
軽くなり安心しました。
では工事紹介です。
③.いざ着手
室内工事ですのでいつも通り養生から!
今回は玄関からトイレまでの床を
全て養生し覆います。
毎度の事ですが、室内工事は養生必須。
扉及び間仕切り壁を解体撤去して行きます。
↑扉・間仕切り壁の撤去後
床の段差となる敷居も取り外します。
↑敷居撤去後
敷居を撤去したら床下から
冷気がビュービューと入り込んできました。
サービスで会社に余っていた断熱材を
たっぷり詰め込んであげますね。
床は車いすでも困らない様にスロープです。
↑新規床スロープ
ほとんど気にならない程度の勾配です。
新しい扉用の下地を組んで、
折れ戸を取り付けます。
折戸ですと扉開口の有効寸法で
20cm位広がります。
扉は上吊なので当然敷居無し。
↑折れ戸、枠材、ケーシング取付後
ハッキリと扉の大きさが変わりましたね!
これで床に段差もなく車いすで
トイレ室内まで入って行けます。
(ちなみに写真右手前の階段に少し細工をしています。斜めにカットして少しでも車いすの動線に無理が無い様に加工してあります。)
↑施工後
タンクレス便器及び手摺取付。内装仕上げ。
便器はPanasonicアラウーノ。
タンクレスなので、小さめです。
その分トイレ室内の空間を確保出来ます。
↑施工前 有効スペース43cm
↑施工後 有効スペース50cm
内装は娘様セレクトです。
床と巾木が明るくなり印象が変わりましたね!
最後に手すり取付て完成です。
手すりは現在ご入居の
福祉施設の高さと合わせました。
↑after
→before
④.最後に
今回も最後までご覧いただきまして
誠にありがとうございました。
設備機器の入手が厳しめな中、
無事にお正月前に完成引き渡しが
出来て良かったです。
娘様もご満足いただき
ブログでの紹介を快諾下さいました。
他のご親戚様の評価も上々との事。
喜んで頂いたようで何よりです。
介護保険制度を使えば、
自己負担がかなり楽になります。
今回は介護保険満額の規模になりましたが、
・手すり一本。
・玄関前のすべり止めマット1枚。
からでも申請・工事が可能です。
函館市・北斗市・七飯町などの道南地域で
住宅リフォームを検討の方。
介護リフォームに興味のある方。
住居内での生活にご不便を感じている方。
参考にしていただき、お困りな際は
是非弊社にもお声がけ下さい。
それではご縁に感謝して。
ありがとうございました。