2023.01.22
娘さんご夫婦の為に、和室を洋室へ
①.ご挨拶
皆さんこんにちは。
クラフトワークス代表の根市(ねいち)です。
まずはご挨拶が遅れましたが
お客様、関係業者様各位
昨年は大変お世話になりました。
多くの出会いに恵まれ
新たなお客様とも知り合えることができ
一年間無事に過ごすことが出来ました。
感謝感謝で御座います。
心より御礼申し上げます。
若輩で新参な会社ですが
今後共、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
②.和室を洋室へ!
では!
恒例の工事レポート更新です😄
最近新規でのお問合せのお客様から
「HP工事ブログを見て連絡しましたー。」
とのお声を頂戴します。
これからも参考になりそうな工事内容を
ポチポチ紹介させていただきますね。
今回もHPよりお問合せいただきました。
美原のK様。
内容はこうです。
お客様
「和室を洋室へ改修したいです。」
「ただ工期に余裕がないのですが
対応して貰えそうでしょうか?」
(年末12/13日の新規ご連絡です。)
根市
「工期に余裕が無い…?」
「まさか年内に完成ご希望ですか?」
お客様
「…はい。条件が合えば…」
おっと!
それはそれは。
随分急な(笑)
なるほど。
とりあえずお話を詳しく聞いてみましょう。
面談のお約束をし現地確認とご挨拶。
どうやらすでに他社様にて
工事計画がある程度確定していたらしい。
それが業者さん側の都合により、
工事を取りやめにされてしまった。
年明けには新生活を始めたい。
というご事情でした。
折角数ある建築業者の中で
弊社に声をお掛けいただきました。
事務所からも近く施工管理もしやすい。
年末だが、やりくりしたら
工程を確保出来なくもないな。
う~ん。
年末の急ぎ仕事はトラブルの元になるケースも…
でも、お困りみたいだしな。
綜合的に判断し
お力にならせて貰う事にしました。
急ぎ工事内容を検討し
見積を作成しご説明。
お客様からも
早急なご決断ご判断をいただけました。
③.いざ着手
そうと決まれば即段取りです。
施工前現状はこうです。
大きな押入れが有り
窓は内窓が木製サッシ
作り付けの衣装タンス
隣の部屋との境界に大きな引き違い戸
畳の色が褪せ変色し
薄暗い印象ですね。
築年数的にも着手後に不安材料が発覚しそう。
不慮の事態にどういう方向性に進めるかの事
心構えもしておきます。
自社大工と工事内容や事情の情報共有をし
工事計画や留意点を話し合います。
メーカー、問屋にも即資材の確保に
動いて貰います。
なんとかご希望に添えれるように
善処しましょう!
工事は床の解体から。
畳撤去後、床板状況
床板を撤去したら
案の定、床下断熱材は皆無。
これは想定内。
お客様には事前にお伝えしておりました。
さて。
ここからが問題でした…😥
あれ?なんだろ?
柱の付け根に違和感が。
触ってみたら柔らかい。
指で押してみます。
難なく指がズブズブトと
刺さってしまいました。
私が怪力な訳ではありません。
リンゴを潰せる握力なんて
持ち合わせておりません(笑)
(うわー、結構腐ってるなー)
その柱の真下の土台と大引です。
床組が確認出来る状態にしたところ
土台と設置している大引が腐っています。
長年の外壁からの軽微な漏水や
温度差による結露水などで
大引がボロボロです。
この心許ない状態だと
このうち床が抜けてしまいます。
お客さんに確認して貰い
追加で大引交換を行いました。
床柱と大引を交換し。
全面的に防腐防蟻処理を行います。
大引間に厚み10cmの
高性能グラスウール充填
大引上に床根太を固定
床根太間に厚み5cmの
高性能グラスウールを充填
これで床下断熱が15cm。
勿論押入れやタンス下にも
入れておりますよ👍
次に天井です。
和室の吊天井は結構弱い構造です。
そのまま石こうボードなんて
重い建材を張りつけると
耐えられません。
天井裏から補強を行います。
隙間に断熱材を追加し
ビニールフィルムで隙間風を塞ぎます。
同時進行で内壁下地や柱の補修も
行っていますね。
天井に石こうボードを張りました。
サッシ上の合板は
エアコン取付用の補強です。
押入れを洋風クローゼットにします。
まずは新規建具寸法や
建物のねじれ、曲りを考慮し下地作成。
ご希望の通り
半分は押入れ。
半分は衣装掛け。
として造作します。
その他に
隣の部屋との間仕切り壁を撤去し
新規引き戸を取付。
躯体腐食のイレギュラーは
ありましたが何とか修める事が出来ました。
では完成です✨
◇押入れ&作り付けタンス
↑After
↑before
◇内窓 ↑After
↑before
◇引き戸
↑After
↑before
色味は全てお客様チョイスです。
ホワイトグレー系で統一して
施工前から見違えりました!!!
作り付けの収納タンスには
周囲に枠材を回してから、
サンゲツのリアテックシートという
特殊シートで加工。
追加工事にて工期は伸びましたが
概ねご希望の中で引き渡しが出来ました。
いやーよかった良かった。
④.最後に
今回もご覧いただき
ありがとうございました。
和室を改修したい。
クローゼットが欲しい。
というご相談は多いので
是非参考していただければ。
たびたび木部躯体腐食の注意喚起を
取り上げてますが。
やはり今回も
雨漏りが原因の腐食がありました。
軽微な微量な雨漏りであっても
木造である以上ほおっておいて得は無いです。
早期発見!早期治療!を
心がけていただければと存じます。
函館市・北斗市・七飯町などの道南地域で
住宅リフォームを検討の方。
和室改修に興味がある方。
参考にしていただき、お困りな際は
是非弊社にもお声がけ下さい。
それではご縁に感謝して。
ありがとうございました。
本年も宜しくお願いいたします。