2022.12.19
外壁の劣化を早める外壁の排気口
①.ご挨拶
皆さんこんにちは。
クラフトワークス代表の根市(ネイチ)です。
今年は積雪ペースが早いですね。
これだけ積もってしまった上で
これから年末に向けて
気温が上がり雨になるとか…
路地がグッチャグチャで恐ろしい事に
なるんだろうなー。
と危惧しております。
なんだか年末に向けて
慌ただしくなってきそうだな。
皆様事故無くご安全に!
②.外壁の劣化を早める換気口
弊社の過去のブログでも
閲覧ランキング上位の外壁換気口問題。
少し以前の工事ブログなんですが
いまだに閲覧数が多いです。
それだけ外壁の劣化や換気口廻りの違和感を
気にされ検索している方が多いんだろうな。
と感じています。
今回のお話も外壁の違和感を感じ
お問合せ下さったお客様のお話です。
数年前から、
「そろそろ外壁の修繕を考えないと」と思いながらもなんだかタイミングと気持ちが噛み合わずに今まで経過してしまった。との事でした。
そんな中、弊社のチラシを目に留めて下さり、ご相談を頂戴しました。
数度メールでやり取りした後にご自宅を拝見。
うーん、確かに劣化した外壁の剥離が始まっています。
(この状況では塗装は厳しいな。)
更にグルっと一周させて頂くと
台所と浴室の換気口回りがボロボロ。
(あー、これはいつものヤツだ)
過去ブログでもご紹介していますが
防虫網付き換気口が目つまりを起こし
排気不良を起こしています。
その結果、逃げ道を失った湿気と結露水が
外壁の内部に溜まり凍害を起こしています。
外壁の劣化だけであれば
表面材の交換だけで済みますが
内部にカビがはえてしまったり
湿った躯体を蟻に狙われたら厄介です。
私は外壁を剥がし、内部調査を提案しました。
相見積もり競合先2社様は
金属製の軽い外壁を
内部調査をせずに上張りする工法を
進めている模様です。
確かに私の提案の方が
剥がし作業費、廃材処分費、内部調査及び修繕費等を考慮すると些か見積もりが高くなろうかと思います。
但し、上張りをしてしまうと
内部に何か欠陥が生じていても
気づかずに修繕も出来ない危険性をご説明し
晴れてご採択いただけました。
選んでいただいた以上
しっかり努めさせていただきますね。
③.いざ着手
早速外壁及び換気口の撤去です。
↑換気口裏側
案の定です。
防虫網がホコリで詰まり
そこにカビが発生し
網が目つまりを起こしています。
これが原因で湿気が抜けられずに
結露水となり外壁に沁み込み
凍害をおこしていました。
↑換気口撤去後の内部状況
見事にカビだらけです。
カビが発生してしまった
透湿防水シートや木下地は全て取り除きます。
断熱材の状況まで剥がしました。
下地を直し
透湿防水シートと防水テープで
雨や湿気対策を行います。
この様な処理を
該当範囲で行っていきます。
その後、防虫網無しの寒冷地仕様換気口を
取りつけます。
勿論内部にコーキングを打ち
湿気が回るのも防ぎます。
今回は外壁工事で足場を掛けるので
屋根塗装も行いました。
施工後、雨が降って表面張力で
雨水がタマになっております。
高圧洗浄機で屋根の汚れを落とし
さび止め塗料を塗ってから
2液性樹脂塗料にて仕上げております。
ツヤッツヤのピッカピカです✨
もともとグリーンの屋根塗装だったので
かなりのイメチェンになりましたね!
破風部はアクセントでホワイトグレーに仕上げて完成です。
④.最後に
今回もご覧いただき
ありがとうございました。
換気口の使用している部材と
取付工法によって
外壁の寿命が全く違います。
この様に換気口の周りが
ボロボロになってしまっているお宅は実はかなり多いです。
木造住宅である以上
湿気、雨漏りは大敵です。
小さな予防で大病を防ぐ事も出来ます。
どうか!少しの違和感を放置して
後々に大問題になる事が有りません様に
ご注意いただきたいです。
お住まいの簡易無料点検も
行っております。
今すぐ修繕するわけじゃないけど
一度見て貰いたい!
そんなお問合せでも大歓迎です。
函館市・北斗市・七飯町などの道南地域で
住宅リフォームを検討の方。
外壁の違和感を感じ始めている方。
参考にしていただき、お困りな際は
是非弊社にもお声がけ下さい。
それではご縁に感謝して。
ありがとうございました。