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工事レポート

工事レポート

2021.05.26

あれ?外壁に違和感が…

①.ご挨拶

皆さんこんにちは。
クラフトワークス代表の根市です。

ありがたい事に、お陰様でGW連休明けからビッチリと忙しくさせて頂いており、ブログ更新が全く出来ておりませんでした。

連休中は五稜郭公園を散歩してきました。
生まれも育ちも函館ですので、
子供のころから見ている景色です。

やはりなかなかのものですね。
函館が世界に自慢できる風景のひとつです!

↑五稜郭タワーと桜

↑函館奉行所と紅梅

↑五稜郭タワーと夜桜
(これはコロナ禍以前の写真です。)

 

②.換気口廻りに違和感

今回のお話は以前に、
レンジフード交換をご依頼頂いたS様です。

その時の工事や対応にご満足頂いたようで、
「設備工事だけでなく外装や塗装も出来るなら、
春になったら相談に乗ってください。」と、
仰って下さいました。
ありがとうございます。

真面目なご主人さまです。定期的にご自分で建物のチェックを行って来られました。
どうやら最近になって違和感が出て来たらしい。

「お風呂の排気口回りの外壁が剥がれて来ている様に見えるんだけど…」との事です。

基礎高なので、3階建てに相当します。
「下から見上げても違和感位しか分からない。」
と困っておられました。

年間何十件も修繕やリフォームを
生業にさせて頂いておりますので、
すぐにピーンと来ます。

(ははーん、いつものヤツだな)

ただ、私が解っていてもしょうがない。
お客さんにより具体的にわかりやすく説明する為
梯子をかけてその場所へ向かいます。

その写真がこちらです。

↑浴室用の排気口

地上8m強あります。
梯子だけです。
それはもう、なかなかですよ😑
(落ちたら、はい。そうなります…笑)

お客様の違和感は正解です。
排気口廻りの外壁が
ボロボロに朽ちて来てます。

排気不良です。
更に凍害破損を起こしてます。

と言われても難しいですよね💦

築10年以上経過すると、
上記の様な症状が発生しているお宅を
チラホラ拝見します。

実際に現在こうなっており
お困りな方もいるんではないでしょうか?

外壁リフォームでお悩みな方、
外壁がボロボロとなってきてお困りな方。
是非参考にして下さい。

この症状の理由が解らずに
経年劣化だと諦めてしまったり。

少し強気なリフォーム会社さんに
外壁まるまる張替えに
丸め込まれている方もいました😥

今回はこの凍害に絞ってご説明していきます。

 

③.換気部材の構造

「換気口?
はいはい、なんとなく解るよ。
あれでしょ?
トイレとかお風呂の籠った空気を
外に出すんでしょ?」

って感じの方が多いですかね?
建築従事者でも無ければ、その様な認識だと
思います。

はい。大体あってます。

では防虫ネット

ネット部材の有り無し
は把握してますでしょうか?


・・
・・・

はい。そうですよね。
恐らく言葉は解っても、ご自宅の換気口に
防虫ネットが付いているかいないか。
ご存じ無い方が大半だと思います。

まずこの防虫ネットの有無
これが大きな要因です。

実際に写真でご覧ください。

↑換気口のアップ

どうでしょうか?
暗いですが、なんとなくネットの
存在が解りますでしょうかね?

↑換気口の裏側です。

うわー…
相当な量の埃がパンパンです。
目詰まりしてますね💦
しかもカビだらけです。

長年に渡り浴室で換気扇を回すことにより、
防虫ネットに埃が詰まってしまいました。

これが防虫ネットの弊害です。
自然換気箇所に使用するならまだしも
強制排気箇所には不向きです。

そもそも強制排気とは、
当然ながら排気口内部に機械が存在します。

ほとんどがダンパー等を設けており、
鳥や少し大きな虫は入ってこれないんです。

↑排気口を撤去した外壁の状況

凄い状態です。
ボロボロに砕け、粉状になり、カビだらけ。

そりゃそうです。
防虫ネットにあれだけの埃がくっつき、
出口を塞いでいるんです。

換気扇で外に押し出された湿気は
出口が塞がって外へ出られない。
外に出たくても出れないんです。

少しでも気密性の緩い所から出ようとして、
出口を探します。

写真でも解る通り。
この建物は換気口をアルミテープで接着しているだけ。
なんとも残念な仕事です。
(名前は出しませんが、誰でも知っているハウスメーカーさんです。)

排気口の防虫ネットが目詰まりを起こす。

湿気は機密性の緩い隙間を探す。

漏れ出た湿気が滞留し外壁を湿らす。

外壁材が存分に湿気を吸う。

冬季間の温度低下で外壁内部の湿気が凍り付く。

毎年毎年少しずつ外壁材が砕かれていく。

お住まいによっては建物内部もカビだらけになる。
(今回のS様は室内に被害はありませんでした。)

メカニズムが解りましたでしょうか?
排気口や換気扇が悪いんじゃないんです。
湿気が悪いんじゃないです。

湿気の出口を塞ぐ収まりに
しているのが悪いんです。

これが排気不良による凍害です。

この施工障害にいち早く気づいた業者さんは
仕様を変更しております。

ただし、残念な事に…
施工業者さんだけではなく、
販売のプロである問屋さんでも、
防虫ネット付き排気口の弊害を
解っておられない方もいます。

ちなみに今回はお風呂だけではなく、
トイレの排気口も交換依頼を頂きました。

↑トイレ排気口 (表)

↑トイレ排気口 (裏)

(いやいや、こりゃまた💦)

ハッキリ解りますね。
トイレットペーパーを使うので、細かいホコリで
びっちりです。

幸いトイレはお風呂ほど湿気が無いので、外壁に凍害は起きておりません。

ただ当然、臭気の排出力は低下しています。

 

④.では、いざ着手

今回は、防虫ネット無しで
更に寒冷地仕様の修め方です。

(バクマ工業様資料より)

防虫ネット有り無し。も勿論ですが、
排気のパイプがしっかりと外壁より外側に出ているのか?も大変重要な要素です。

北海道です。
冬場は氷点下10度以下になります。
浴室の蒸気が排気されながら、排気パイプの内部で冷やされて結露水になります。
結露水が外壁に悪影響を及ぼします。

外壁からしっかりと縁を切って外部排出しないとならないんです。
だらだら垂れた結露水で外壁がボロボロになったり、雨染みで汚れちゃいますよ。

(ちなみに、【縁を切る】
これ建築業界ではかなり使う言葉です。)

↑新規排気口

網無し・寒冷地仕様・結露水の水切り付き。
色はシックにブラックをチョイス!

↑カバー取付&コーキング打設

下から覗いたら、こんな感じです。

これで今後、排気不良や凍害で外壁がいじめられる心配が無くなりましたね。

外壁の色が変わってますね?
そうです。
一緒に塗装工事までありがとうございました🙏

今回もガラっと色を変えて見て貰いました(笑)
最初は派手かな💦と心配されていましたが、
仕上がりを見て何度も気に入ったよ!
と仰って頂きました。

↑ after 

 before 

 

 

 

 

 

↑ after

 

→ before

 

 

 

 

当然ですが、例の凍害部は補修済みです。
カビ除去後に、ボロボロな外壁をこそぎ落とし。

外部用パテを3回に分けて塗りました。
その後、研磨して、シーラー接着下地塗布です。

作業期間中は完全養生。& 少しだけ宣伝も!笑

 

⑤.最後に

最後までご覧になってくださり
ありがとうございます。

塗装工事の真っ盛りシーズンですね。
現在お盆位までご予約を頂いております。
皆々様本当にありがとうございます。

函館・道南で塗装リフォームをご検討中の皆様。
外壁に違和感が出てきて心配な方。
参考にして頂けましたら嬉しいです。

残念ながら塗装工事専門の会社様では、
排気不良を突き止められない場合や
そもそも解らずにアドバイスを貰えない
ケースも耳にします。
(勿論精通されてる方も居ると思います。)

弊社は塗装工事も設備工事も自社施工なので、
総合的に調査やアドバイスが出来ます。

前ブログでも触れましたが、
外装の防水性劣化は住宅の寿命を左右します。
興味のある方はご相談ください。

それではご縁に感謝して。
ありがとうございました。