2021.03.17
床下から物音が…!?
①ご挨拶
皆さんこんにちは。
craftworks代表 根市です。
いよいよ関東や東北では桜が咲き始めた様ですね。
弊社事務所は亀田川河川敷沿いでして、
時期になると八重桜が咲くんですよ。
事務仕事をしながらお花見が出来ます🌸
ソメイヨシノと比べてやや遅咲きですので、
5月の中旬くらいかなー?
綺麗に取れたら、ブログでアップします。
今年もお花見宴会は厳しいんだろうな…
飲食店さんへの応援はデリバリーの方向で行きたいと思います。
そして医療関係従事者の皆さん。
保健所関係の皆さん。
日々本当にお疲れ様で御座います。
色々な意見のあるデリケートな話題ですので、
あまり広げませんが、
感謝の気持ちは表させて頂きたいと思います。
②床下から物音が…!?
今回は、いつも大変ご贔屓頂いている
S様のお話です。
お住まいだけではなく、
ご夫婦それぞれのご実家や親戚さんまで
紹介頂いております。
感謝感謝で御座います🙏
Sさん、いつもありがとうございますーーー!
そんなS様。
いつもはラインで連絡が来ます。
今回は電話が鳴りました。
(あ、Sさんから電話だ、珍しいな?)
私 「もしもし、Sさんこんにちは。」
S様 「根市さん、ちょっと来て欲しい。」
(なんだか穏やかではない様子です。)
私 「はい、勿論です。どうされたんですか?」
S様 「床下から変な音がするんだよね。」
うーん、嫌な予感がします。
時間を決めて待ち合わせをして、
急ぎ現場へ向かいます。
③現場到着
今回は奥様のご親戚さまのお住まいです。
冬季間は入院で不在だったとの事。
S様も冬季間の長期不在は水道凍結に
直結するのは当然ご理解されており,
昨年の内に水落としをしています。
春になって水を出してみたら、
床下から「シャーーーー!」って
音が聞こえ、ビックリして連絡をくれたそうです。
↓その時の様子がこちら
(音が出ます。ご注意を!)
これは、なかなかです。
ピンホール程度の漏れ方では無いです。
ピンホールって、素人さんは馴染みないですかね?
では、
<くらふと コソコソうわさ話~>
(やめろやめろ!怒られるヤツだ💦)
・ピン ~ 針
・ホール ~ 穴
単純に【針先ほどの小さな穴】を指しますね。
銅配管などに多く、ごく少量の漏水が壁の中や、
床下で起きている場合があります。
ただ今回は見事に噴き出している。
凍結により、
配管に亀裂か穴が開いているでしょうね😑
でもSさんは
当然、水抜きはされているし
お湯抜きの排水バルブも開けていたようです。
※ここ大事ですよ!
水抜きだけで安心する方が多いので
少しだけ説明しますね。
ご存じの方はスルーして下さい。
ではでは、
<くらふと コソコソうわさ話~②>
(ダメだって!やべーから💦)
・水抜きは地面の中。
いわゆる再下点で排水出来ます。
水抜き栓を開放して、
各蛇口の水側を開けっ放しにすると
高低差で大体抜けます。
(蛇口によっては、もうひと手間
必要になったりしますが。)
・お湯は給湯機を経由して、各蛇口へ向かいます。
その際の配管経路によっては
給湯機や蛇口よりも低い配管があります。
その低い配管の中のお湯はどうなりますか?
・
・・
・・・
そうです。
蛇口を開けっ放しにしても抜けないんです。
そこでお湯抜き用の排水バルブが
設けられてるんですね。
もしご自宅の排水バルブの場所を
ご存じない方は気持ちに余裕がある内の、
確認をお勧めします。
というのも、結構いらっしゃるんですよね。
家主が急に入院されるなどで、
奥さんが全くやり方を解らず
凍結させてパニックになるケースが。
弊社では、水道経路の調査と水抜きのレクチャーを
<¥5,000~>で対応させて頂いております。
何らかのお仕事になった場合は
サービスでやっちゃってますけどね。
④修理計画&アレの申請
さて、これは修理せざるを得ないですね。
しかも漏水箇所が床下点検口より離れていて
手が届かない。
残念ながら床板も引っ剥がしての作業です。
こうなっちゃったらお金の事も
心配になってくるんでは無いでしょうか…😥
でもご安心を👍
アレの出番です。
え!?
知ってる人は知ってますよね。
そうです。アレです。
アレを使って無償修理大作戦です!
では行きますよ、
<くらふと コソコソうわさ話~③>
(マジで…)
なんと火災保険が適用になるんです!
火災保険…
火災…
燃えないとダメ?と思いがちですよね。
でも、違うんです。
民間系の損保商品でしたら、
【突発的な水濡れ】や
【凍結破損による漏水】を
カバーしてくれている場合が多いんです。
共済系は、特約で自然災害保証を付ける
といった条件があったりします。
ご加入の保険内容の確認を!
早速、保険会社さまへ電話で概要を報告。
大体下記の書類を用意して。と言われますね。
・写真 (被災状況が解るもの)
・見積書 (修繕に掛かる費用)
弊社はこの他に
・簡易図面 (図面上に被災状況を記載)
・意見書 (発生した理由や情報の補足)
も無料で作成し提出します。
この方が保険会社さまの確認や決済がスムーズに進みます。
結果的に、保険金確定の連絡を早く貰えます。
保険金の範疇で収まるのかな?どうかな?
って直ぐ知りたいじゃないですか。
誰だって、出来れば手出しは嫌ですもん。
⑤いざ着工
問題無く保険の手続きも完了し、
保険金額確定の連絡もありました。
「金額は¥・・・・・です。」との事。
OKOK!
全然OKです👍
全部使わないで、少し残してあげれるな。
なんか美味しい物でも食べて下さいね😊
今回は無償修理で且つ予算が余るという
最高の良いパターンです。
でも、お気を付けください。
火災保険の申請手数料報酬として、
確定金額の20%などを請求している業者
もいる様です。
不安な方は、是非一度お声がけください。
では工事の流れを写真でご紹介。
いつもながらの完全養生です。
家具や冷蔵庫を移動させて、ビニールで覆います。
解体工事はお客様が思っている
以上に埃が出るんですよ💦
弊社は完全養生がスタンダードです!
漏水した配管の交換作業用に床を開口します。
水に浸かった古い断熱材も撤去していきましょう!
凍結漏水している配管の撤去です。
↓撤去した配管がこちら
でん!
ででん!
どーん!うへぇー、これはひどいわ…
お食事中の方、大丈夫ですよー。
これはお湯の配管なので、サビです。
ただのサビ!
排便管じゃないので、アイツラじゃないです。
(ほぼ言ってるじゃねーか!笑)
サビがぎっしりですね。
これならお湯抜きしても、そりゃ無理だ。
水抜き・お湯抜きしても凍結する。
これで謎が解けましたね!
お湯の排水経路内がサビで詰まり、
堰き止められてしまい
排水不良を起こしておりました。
配管を交換して、
念のためバルブ廻りの詰まりもチェック。
水道管保温材も交換して、キレイにしていきます。
床を補強して、新たに床下侵入口も兼ねた大きめの点検口を設けます。
断熱材も入れ替えて、フワッフワです。
台所に立って、足元が冷えずに
少しでも快適になればいいな。
床板を張って、仕上げに向かいますよー
最後にクッションフロア材でお化粧します。
ご存じの通り、ビニール素材なので水撥ねする場所に最適です。
全体との調和が取れるように、
あえて真っ白では無く
グレーがかった色味にしました。
⑥最後に
いかがだったでしょうか?
凍結修理の流れと、
アレを使っての、無償修理方法が
なんとなくわかって頂けたでしょうか。
タダで古い水道が修理出来て。
床下断熱はフワッフワ。
足元仕上げはピッカピカ✨
(しかも手元にいくらか残る😎笑)
勿論合法です。
私自ら、正々堂々と保険会社さまと
打ち合わせしております。
あくまでも加入者さまの権利です。
業者側でも、
知らないで工事を進める方も居るし。
知っていても教えずに工事をやっちゃう業者も居ます。(どうしてでしょうかね、面倒くさいから?)
火災保険の手続きは安心安全の
クラフトワークスまでご一報を👍
最後までご覧いただいた方、
ありがとうございます。
函館市や道南地区で
水抜きのやり方や水道修繕をお考えの方。
設備工事や内装工事をご検討の方。
参考になれば嬉しいです。
S様。いつもご贔屓頂きまして、
感謝してもしきれません。
ではご縁に感謝して。
ありがとうございました。